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表面筋電計Q1:カイロプラクティックの臨床においてEMG(筋電計)がどのように用いられるのですか。 毎日の臨床の場での重要な役割の一つは、軟部組織の損傷を客観的に記録することです。 多くの患者は痛みを訴えて来院しますが、神経学的な異常は明確ではありません。表面筋電計は、筋活動として現れる運動神経の働きを明確に表します。 もう一つの大切な役割は、治療成果の客観的確認です。来院時のデータと数回治療を行った後のデータを比較することで、患者の変化を正確に知り、 その後の計画を立てることが可能になります。 最後に、表面筋電計は患者が、神経機能障害(サブラクセーション)の重要性に気づくための大きな助けになります。 症状が解消しただけでは十分ではない。再発を防ぎ、真の健康を回復をすることが大切であることに気づかせます。 Q2:計測に要する時間はどのくらいですか。 約10分ほどです。実際の計測はアシスタントでも十分行えます。 Q3:表面筋電計は実際何を検査しているのですか。 表面筋電計は、筋肉の電気的活動を検知します。筋の緊張が強いほど表面筋電計のデータに反映されます。表面筋電計のデータはコンピュータにより分析されます。 Q4:これは、新しい技術なのですか。 実はかなり昔からあります。1948年には表面筋電計に関する論文が出版されています。コンピュータを利用するものは、ここ10年くらいです。医学界やカイロプラクティック界に多数の論文が公表されています。 Q5:表面筋電計は、裁判所でも有効ですか。 はい。米国の上級裁判所、最高裁判所レベルでも筋電計データが有効な資料とされたケースが29件もあります。著名なテキスト「Proving Medical Diagnosis and Prognosis/医学的診断と予後の証明」には、裁判では針を使用する筋電計よりも表面筋電計の方が遙かに効果的であるとしています。 Q6:針筋電計とはどのように違うのですか。 針筋電計は、テストしようとする筋に針を刺します。患者は痛みを伴いますが、神経支配除去や筋疾患の診断には効果的です。表面筋電計は、痛みや危険を伴いません。表面筋電計は共に作用する筋群の働きを検知します。 再現性に関する信頼性は「非常に高い」から「最高に高い」に分類されています。 Q7:技術的な信頼性は確立されていますか。 はい。信頼性の調査は、カリフォルニア州立大学(Irvine)、ニューヨークカイロプラクティック大學、メーヨー・クリニックで行われ、学術誌に公表されています。信頼性の調査は再現性を調査することで行われました。 信頼性は、係数1.00で表され、それぞれの調査では0.73〜0.95という高い信頼性を示しています。各種のカイロプラクティック分析法の内でも格段に高い数値です。 Q8:正常値データは、どんな意味を持つのでしょうか。 正常値データなしでは、テストの価値は半減してしまいます。例えば、正常値データのない血液検査のデータのようなものです。患者の表面筋電計データは自動的に正常者のデータと比較され、程度によって分類されます。 Q9:他筋電計で正常値データを備えたものはありますか。 現在のところ我々が開発したものだけです。古いタイプのProScan 2000、Insight 3000、Insight 7000及び最新のInsight Millenniumがあります。 Q10:カイロプラクティック・アジャストメントは、筋電計のデータに変化を起こすのですか。 はい。カイロプラクティック・アジャストメントに伴う傍脊柱筋の変化についての研究は、 「Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics」に公表されました。 Q11:どんなテクニックにもEMGは利用できるのですか。 はい。EMGのデータは、テクニックや哲学の違いにかかわらず有効です。 脈拍変動計Q1: 脈拍変動とは何ですか? 脈拍変調は毎回の心拍の変化(Heart Rate Variability/HRV)です。自然の心拍の変化には呼吸や自律神経系活動を含むいくつかの生理学的現象が関与しています。 Q2:何故健康管理に脈拍変動計が用いられるのですか? 健康に関わる様々な分野で脈拍変動計が用いられています。循環器科では患者の心臓の働きを24時間監視するために、バイオフィードバックでは患者の訓練のために又、カイロプラクティックでは休息時(ベースライン)の自律神経の働きをみます。 Q3:なぜ休息時の自律神経の働きが重要なのですか? カイロプラクティックでは休息時の心拍変動により自律神経全体の活動レベル及び交感神経と副交感神経のバランスを観察します。自律神経の活動レベルと交感、副交感神経のバランスには最適ベースラインが存在します。 健康全般の改善と心拍変動との関連を示す多くの文献が公表されています。カイロプラクティックの立場からは、休息時の自律神経機能は一般的な適応力と相関性があると考えられます。自律神経の働きが良い時は環境の変化に応じて、より適切に身体を適応させられると考えられます。 Q4:脈拍変動はどのように計測されますか? 一般的に5分間のデータ収集を行います。フォトプレズモグラフを含む様々な方法でデータの収集が行われます。脈拍変調を計測する時の重要ポイントは患者が休息状態にあることです。身体的叉は精神的な活動により自律神経の働きが覚醒された状態では脈拍変動計のデータも高くなります。 Q5:脈拍変動計は何を測定しますか? 脈拍変動計は3種類の生理学的シグナルを同時に測定します。中指に設置されたフォトプレズモグラフは毛細血管に流入し、流出する血流を測定し心拍活動を検出します。温度センサーが中指先端部の皮膚温度を計測します。人さし指と薬指に付けられた金電局はガルバニー電気皮膚抵抗を測定します。 Q5:なぜ脈拍変動以外のものを計測するのですか? 脈拍変動を計測する時に同時に皮膚温とガルバニー電気皮膚抵抗を計測することは大変重要な 意義があります。これらは自律神経活動への生理学的反応を知るために独立して検知されます。これにより5分間のデータ収集の間、患者が自律神経を覚醒された状態になかったことを確認することが出来ます。 Q6:脈拍変動計の検査を行う理想的な環境は? 理想的な環境は患者の自律神経覚醒が起こらない状態です。検査中に会話をしたり、ラジオを聞いたりすることは明らかに患者の自律神経を覚醒させます。データ収集は5分間患者が検査室に一人で静かに座った状態で行うことをお勧めします。 Q7:脈拍(心拍)変動計とカイロプラクティックに関する公表された研究は? カイロプラクティックケアが心拍変動計データを改善させることを示したいくつかの研究が公表されています。 Q8:脈拍変動計とサーモグラフィーとの違いは? サーモグラフィーは交感神経による毛細血管の収縮を検査しています。サーモグラフィーは髄節レベルでのブレークやパターンの分析に効果的です。しかし、サーモグラフィーは交感神経と副交感神経のバランスを検知することはできません。脈拍変動計は自律神経の活動レベルを示し、交感神経と副交感神経のバランスを示します。 Q9:いつ脈拍変動計を用いた検査をすればいいですか? 一般的に初診時と再検査の時に行います。 Q10:脈拍変動計のテストを行うのに年令制限などはありますか? 安静にして約5分間座っていることができれば年令制限はありません。 |